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ユーザーの声
日本容器さんと出会ったのは、20年以上前のことになります。当社が取引をしている農機具メーカーさんにご紹介していただいたのがきっかけです。 ご紹介していただいたその日にすぐに仕事の話がスタートしました。
当社も樹脂製品の開発に取り組む会社ですので、本来であれば日本容器さんは“ライバル”になるのかもしれませんが、当社の工場ではやっていないブロー成形という工法を日本容器さんが行われていることから協力体制をとっています。
当社はアッセンブリ、つまり、ある程度の完成品に組み立てをしてお客様へ納品を行いますが、そのなかの“社内で製造できないもの”を日本容器さんに依頼しています。スピーディー且つ高品質で、さらにコスト的にも理想的であることから、当社にとっては欠かせない存在の協力業者さんです。
ともにアイデアを出し合うことで生まれるメリット
当社は部品の樹脂化の提案を強みとしており、お客様がお考えのことを私どもが聞き取りを行い、社内で展開する流れとなっております。
日本容器さんは取引を開始した当初からお客様との打ち合わせに一緒に出ていただき、その場でアイデアを出し合って形にしていくことに取り組んでおります。
日本容器さんが行っているブロー成形は当社では行っていないため、当然、当社だけの知見では製造上の問題であるとか、こういう形にしたら作りやすいという提案を生むことは難しいのですが、そこについても十分にアイデアや知見を提供していただけ、非常に助かっています。
また、会社が異なればタイムラグも生じやすいと思いますが、日本容器さんとは担当者レベルでのコミュニケーションも密にできておりまして、プロジェクトの流れをほぼ同時に共有できるような体制となっています。
おかげで納期を短縮でき、プロジェクトの取り掛かりを迅速に行えるメリットが生まれています。
採用へとつながるスピード感と品質の良さ
原型があるものを製造するということであれば比較的容易にできますが、当社への依頼のなかには原型がないケースも多くあります。
そのなかで、ブロー成形というのは「試作」をすることは難しいといわれています。というのも、形はつくれたとしても、実際に機能するかどうかを試すためには、金型までつくらないといけないんです。
試作ですから、できるだけ短納期で、できるだけ安価でつくらないといけませんが、日本容器さんはその点も意識していただけます。
他社であれば試作まで3ヶ月ほど要するところを、日本容器さんは3週間ほどで仕上げてくれますので、当社としてもお客様に対して「まずは試してみましょう」というご提案をしやすいです。
加えて、機能もきちんと確認ができる品質の良い試作品をつくっていただけるので、採用へとつながりやすい流れが生まれていると感じます。
単純の形状のものをつくることができる会社は多いと思いますが、我々が取り扱う産業用部品というのは、隙間を縫って配置するケースが多く異形なものが多いんです。そうなると肉厚を均一にすることなどが難しくなります。日本容器さんは、複雑な形状のものもできるだけ均一なバランスで成形するノウハウを持っていらっしゃるので、非常に助かっております。
部品に対する意識と関心の高さが違う
取引が始まった当初から関わらせていただいている私が感心した日本容器さんの「姿勢」があります。
それまで日本容器さんは車の部品がメインで、当社が取り扱う農業機械や建設機械の部品はほとんど製造されていなかったんです。そうしたなかで当社から仕事を依頼したとき、農業機械や建設機械に非常に興味を持っていただき、工員の方からも「田んぼで見た機械にこういった部品が付いてました」とか、「テレビのCMで見ました」という言葉が聞こえてきたんです。
意識をしていないと気がつかないところも注意して見ていただいてまして、部品一つ一つに対しての興味や関心の高さをというものを感じました。
これから期待したいこと
これは無理なお願いかもしれませんが、もう少し距離が近いと嬉しいなと思います(笑)
最近ではWeb会議なども増えてきましたが、お客様のなかにはすぐに現物を見て話をしたい・聞いてほしいという方もいらっしゃるんですね。本社がある大阪は非常に近いんですが、関東の工場に関しては距離がありますので、サテライトオフィスがあると嬉しいです。
つまり、それぐらい近くにいてほしい存在ということです。
また、当社は現在、農業機械や建設機械をメインとしていますが、新しい分野にもチャレンジしたいと考えております。そこでも日本容器さんと協力していきたいです。